理想か、現実か…

takeair2006-12-30


昨日の太田総理を見ていて…
九条の議論のときに「改正(改悪)派」の人達は「九条は『理想』論であり『現実』と乖離しているのだから、『現実』に合わせて変えるべきだ」と良く言う。
『理想』と『現実』が乖離しているときに、変えるべきなのは『理想』なのか?『現実』なのか?
当然『現実』を変えるべきだと思う!
『現実』にあわせて『理想』を変えてどうする!
『理想』に近づくように『現実』を変えていくべきだ!


有名なキング牧師の言葉、「私には夢がある。ジョージアの赤色の丘の上で、かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の子孫が同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が。」
この言葉は今からわずか40年ほど前の言葉である。
わずか40年歴史をさかのぼるだけで、今では当たり前に思える『現実』が、『現実』ではなく夢となるのだ!
その時代々々で『理想』よりも『現実』を優先させていたとするならば、世界のほとんどの国はいまだに封建国家であり、奴隷制も当然のようにあっただろう!
昨日の夢は今日の目標であり、明日の現実なのだ!